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勤労感謝の日の由来や意味は?ハッピーマンデーにならない理由とは?

 

11月23日は勤労感謝の日ですね!

 

さ〜て、働き者に感謝するかなぁ〜。

 

って、本当にそういう日なの、勤労感謝の日って?

 

勤労感謝の日とはいったいどんな日なのでしょうか?

 

勤労感謝の日とは?

 

勤労感謝の日とは、実はあの新嘗祭(にいなめさい)の日だったんです。

 

って、どの新嘗祭だよっっ!

 

という人も多いと思うので、

 

まずは、新嘗祭について。

 

新嘗祭とは?

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新嘗祭とは五穀の収穫を祝い、新穀を神に供え、自らも食すという祭祀です。

 

宮中や神社で盛大に行われ、古くから日本の人々の中心にあったなじみ深いお祭りなんです。

 

新嘗祭の始まりは、はっきりとしたことは分かっていないようですが、皇極天皇の頃と言われています。

 

皇極天皇の頃とはどのくらい昔なのかというと、だいたい聖徳太子が存命していた西暦600年頃です。

 

なんと、新嘗祭は1400年も前から続いている歴史あるお祭りだったんですね!!

 

そして、宮中行事として大切なポジションであった新嘗祭は、古典文学の中にも度々登場します。

 

源氏物語でも、新嘗祭での「五節の舞」の舞姫として踊る惟光の娘(藤典侍)に、夕霧が恋心を抱くという場面があります。その後、惟光の娘は夕霧の側室となり、沢山の子供にも恵まれますが、後に雲居の雁が正室となり、やきもきすることになります。

 

夕霧と藤典侍の恋のキッカケとなったのが新嘗祭だったのです。

 

この歴史深いお祭りが、現在は「勤労感謝の日」として私達の祝日となっています。

 

ハッピーマンデー!について

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ところで、勤労感謝の日に誕生日の人、いますか〜?

 

いいですよね、毎年お休みで。

 

ちなみに今年の勤労感謝の日は日曜日です。

 

あれ、でも祝日といえば月曜日ってイメージないですか?

 

そうですよね、ハッピーマンデー!

 

土日月と3連休を作るべく、平成10年と平成13年の法改正により、一部の祝日を月曜日に移行したわけです。

 

でもハッピーマンデーなんて浮かれたネーミングの割には、実は年4回しかないんですよ。

 

ご存知でした?

 

では、ここで少しハッピーマンデーについて。

 

ハッピーマンデーに移行した祝日

成人の日  元1月15日 元服の義 1948年〜
海の日  元7月20日 海の記念日より 1996年〜
敬老の日  元9月15日 としよりの日より 1965年〜
体育の日  元10月10日 東京オリンピック開催式の日 1960年〜

従来通りの祝日

元旦  1月1日  四方節 1948年〜
建国記念の日 2月11日  紀元節 196年〜
春分の日 3月20日か21日  春季皇霊祭 1948年〜
昭和の日 4月29日  昭和天皇誕生日 2007年〜
憲法記念日 5月3日  日本憲法施行日 1948年〜
みどりの日 5月4日  GWのため 2007年〜
こどもの日 5月3日  端午の節句 1948年〜
秋分の日 5月5日  秋季皇霊祭 1948年〜
文化の日 11月3日  日本憲法公布日 1948年〜
勤労感謝の日 11月23日  新嘗祭 1948年〜
天皇誕生日 12月23日  平成天皇誕生日 1989年〜

ん〜、前々から思ってたんですが、こうして見るとやっぱり6月にも祝日が欲しいところですよね。

 

というのはさておき、こうして並べてみると気付く点がいくつかあります。

 

ハッピーマンデーの対象となった祝日について

近年施行の祝日が多い

 

これは日にちを移動してもさほど問題がない日が、近年に定められた祝日と一致するということだと思います。

 

対して、新嘗祭のように宮中行事や祭祀として古くから執り行われている日にちって、簡単に変えられないですよね。

 

月曜日の方が都合がよい

 

成人式がこれにあたります。

 

3連休の方が、帰郷し易いので1月15日に成人式を催し易くなります。地方では以前はお盆に成人式をするというところが多かったようです。

 

据え置きの祝日について

天文学的日付(春分日、秋分日)

 

これは、いわずもがなですね。

 

ゴールデンウィークに絡んだ祝日の据え置き

 

元々ハッピーマンデー制度の趣旨が連休を作るというものなので、GWを構成する日にちである祝日を月曜日に移動させると、本末転倒な結果になってしまいます。

 

そればかりか、4月29日にあった「みどりの日」を5月4日に移動させて、4月29日を「昭和の日」という名前に変えるという強引さすらみせ、GWへの執着が感じられます。

 

日にちを動かすと意味がなくなってしまう日

 

誕生日がらみがそうですよね。

 

1948年施行の祝日

 

この1948年というのは昭和23年です。

 

そう、日本が戦後GHQの強い圧力の元、新しい国作りをしていたころです。

 

もちろんこの1948年施行の「国民の祝日に関する法律」もGHQの影響下の元に作られました。

 

そして、祭日という名目の休日はなくなりました。

 

それはなぜか?

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祭事と天皇家は切っても切り離せない関係にあります。

 

そのため天皇の国民への影響力を弱くする為に、それまで国民の休日としてきた祭日を、排除もしくは変更をしたのです。

 

帝国主義の根幹をなしていた国家神道を廃止し、民主主義へ移行する為の巧みな誘導だったのでしょう。

 

祝日のネーミングをみても、「○○祭」というような名前はなくなりました。「○○の日」というように、主体をぼやかした名前が多くなったのです。

 

普段私達は、「祝日だ、休みだ、わ〜い!」という感じで、その日にまつわる意味を考えることなんて殆どないですよね。

 

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それこそが、GHQの狙いだったのかもしれません。

 

そこで、ハッピーマンデーの対象にならない1948年施行の祝日達。

 

「ひょっとしてこの祝日の制定に絡んでいるアメリカに、気を使ってる?」

 

なんて思ってしまうのは深読みのし過ぎでしょうか?

 

勝手に変え過ぎては、国際関係に影響するのかな〜、とか。

 

それと、そもそも祝日の制定についても、日本憲法の公布日と施行日の2日も祝日にする必要あったの?とか思ってしまうんですが。

 

それならもっと残したかった祝祭日があったのでは?とも思うんですが。

 

でも、確かに1948年群は日にち的に動かしにくいものが殆どですよね。

 

憲法にまつわる日も、春分秋分も、新嘗祭も。

 

さらに建国記念日の謎

 

そして最後に余談で、もう一つ謎なのが、2月11日建国記念の日

 

この記念日の制定自体にも強引さが感じられるし、それを据え置き群にねじ込んでくるのもなんというか…建国ということに強いこだわりを感じるような気がします。

 

「建国記念の日はいつがよいか?」

 

という事前世論調査では、元々の%2月11日が47で、いつでもよいが12%という結果でした。

 

10人に1人がいつでも良いと思っていた祝日を、これほどまでに連休にこだわる割に月曜日に移行しないというのは、なにか訳でもあるのかな?

 

なんてまたまた勘ぐってしまう筆者でした。

 

最後に・・・

 

勤労感謝の日と新嘗祭から始まった疑問は、たくさんの「?」を残した結果になってしまいました・・・

 

勤労感謝の日は新嘗祭です。宮中及び、全国各地でお祭りが催されています。

 

普段何も知らずに過ごしている日々に、古くから受け継がれてきた伝統が潜んでいるんですね。

 

これからは勤労感謝の日には、働く人々とお米にも感謝してみてはいかかでしょうか。

 

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