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線虫とは?尿1滴でがんを早期発見できる技術がすごい!

2015-04-28_181159

引用元:九大理学部ニュース

 

がんを早期発見できる「線虫」を使った検査が、近い将来に実用化されるかもしれません。

 

これは、尿1滴でがんの有無を判定できる、画期的な検査です。

 

九州大学などの研究グループが発表したこの検査法、ほかにも費用面など様々なメリットがあり、注目されているのです。

 

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線虫による検査法

 

線虫は、体長わずか1ミリほどの微生物。

 

犬並みの嗅覚を持ち、好きな匂いに集まる習性を備えています。

 

線虫は、がん患者の尿に対して誘引行動を示し、逆に健常者の尿に対しては、忌避行動を示すということ。

 

テストで実施した数十種類全てのがんで、共通した反応が確認されています。

 

更に、早期がんに対する反応も確認済みということで、その確率は95%以上。

 

早期発見が難しいと言われるすい臓がんも、この検査法で調べれば、早い段階で発見することが可能なのです。

 

数々のメリット

 

線虫による検査には、多くのメリットが考えられます。

 

わずか1滴の尿で検査することができるため、苦痛もなく非常に簡便。

 

特殊な機器も必要ないので、近くの医療機関ですぐに検査することが可能です。

 

また、検査費用は数百円と非常に安く、誰でも気軽に受けることができます。

 

腫瘍マーカーによる検査が、1回数千円かかることを考えると、コスト面で格段に優れていることは明白ですね。

 

更に、診断結果が出るまでわずか1時間半しかかからないという、スピーディさも魅力です。

 

検査を受けて、その日のうちに結果を知ることも可能というわけです。

 

こんな素晴らしい検査法で、早期発見が難しいすい臓がんも検出可能だなんて、本当に画期的ですよね!

 

デメリットは?

 

では、線虫による検査にデメリットはないのでしょうか。

 

実は、ひとつだけ指摘されているデメリットがあります。

 

線虫は、テストした全てのがんに反応しています。

 

そのため、がんの種類を特定できないという難点があるのです。

 

しかし、現在開発が進められており、特定のがんに反応しない線虫を作ることには成功しているとのこと。

 

この調子で研究が進んでいけば、検査の精度はどんどん高まっていくことも期待できます。

 

それに、全てのがんに反応するということは、がんの種類ごとにいろいろな検査を受ける必要がない、ということでもあります。

 

まずはがんの有無を検査して、もし陽性であれば、ほかの検査法や、開発した特殊な線虫による検査でがんの種類を特定する…といった方法も、将来的には考えられるかもしれません。

 

九州大学は、日立製作所と共同で、2019年頃の実用化を目指して開発しているということです。

 

尿一滴でがんを早期発見できる、線虫によるがん検査。

 

実用化されれば、救われるがん患者の数も、飛躍的に増えるのではないでしょうか。

 

画期的なこの検査法、一日も早い実用化が待たれています。

 

 

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